NSSC180/19-0ステンレス 新日鐵住金ステンレス材使用

19-0ステンレス（SUS430J1L）とは

約19％のクロムを含んでいてその他、銅（Cu）やニオブ（Nb）等の成分を含有させて耐食性に加え、加工性の向上も狙った鋼種です。 耐食性に関してはSUS304とほぼ同程度を誇ります。JIS規格としてはSUS430J1Lに相当します。 なかでも仔犬印シリーズは主に新日鐵住金ステンレス製のNSSC180を使用しています。

当社のプレス技術により可能となった19-0ステンレスの新しい可能性

当社のプレス技術により、伸び率が低く加工が難しい19-0ステンレスの量産化に成功しました。 （製造においても、パンフレットにおいても新日鐵住金ステンレス㈱から全面的に御協力頂きました。） SUS３０４とほぼ同等の耐食性を誇る一方、磁性の強いクロム系ステンレスのため給食缶（止め金具付運搬容器）は 蓋をはずせばそのまま電磁調理器に対応できるなど、磁性を持つこの高耐食性ステンレスは新しい可能性を持っています。

安定価格・安定供給の為にいち早く19-0ステンレスの製造に着手
～SUS304価格の大暴騰を受けて～

SUS３０４（18-8）のようなニッケル系ステンレスはLMEニッケル相場の影響を受け近年大幅な価格の高騰が起こりました。
今後もまたそのような事が起こる可能性は否めません。またそれをうけて材料入手が困難になり、
製品の供給に支障をきたす恐れもあります。そのため市場相場の影響を受けにくいこのクロム系ステンレスを使用して
安定供給・安定価格、そして新しい付加価値をもった製品開発を目指し今後もこの鋼種に取り組んで参ります。

※詳細はカタログPDFをご覧ください→

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