セラミックコーティングフライパンを長く使用していると、『食材がくっつくようになりこびり付くようになった』という事例があります。
それは、使用しているうちに表面の凸凹部分に食材が挟まり込んでしまい、その食材が焦げ付いてしまうことから生じます。
スーパーセラミックコーティングフライパンの特徴
ザラザラな表面 | セラミック粒子を凸凹上に積み重ね細かいすき間を作りザラザラな表面の層を形成しています。 ここに油、水分が入り込むため食材がくっつかないだけでなく、べたつきもありません! |
---|---|
とても固く金属へらも使用可能 | 表面が塗料ではなく固いセラミック粒子の積み重ねのため、使用する調理小物に制限がありません。 |
お手入れ方法
フライパンに1リットルの水を入れ10分間沸騰させます。
その後、スポンジに中性洗剤を付けて洗います。
※IHのパワー「5」に設定
洗浄前
洗浄後
沸騰時から水が濁ることから、煮沸だけでも洗浄効果はあります。
煮沸後は汚れが落ちやすくなります。
長く使用するためにも、手間を惜しまずお手入れすることをオススメします。
まずは、適切な使用方法で調理することが大切です。
スーパーセラミックコーティングのノンスティック性を持続させるために
①鍋をきれいに洗う
洗ってもセラミック粒子のすき間に目に見えない残物が炭化して残っている場合があり、ノンスティック性が落ちる事があります。
②鍋を加熱(空焼き)し、セラミック粒子層のすき間に残ったカスを焼き切ります
中火程度の火力で約200℃くらいまで温度を上げてください。
軽く鍋表面から煙が出る程度の状態が目安です。200℃程度ですき間内に詰まった不純物は焼き切られ蒸発し、ノンスティック性が復活します。
いわゆる空焼きの状態ですので加熱しすぎないでください。
そのまま、調理する場合は適切な温度に下げてから油をひいてください。加熱したまま油を塗りこんだ場合、鍋表面の温度が高くなりすぎて、油が気化してしまいます。一度、加熱を止めてゆっくりと油をひいてください。炒め料理の場合160~170℃程度が適当です。
③調理時には適切な量の油を引く
油を使用しない場合はセラミックの成分はフッ素の成分より若干離形性が劣ります。
油を使用した場合は、多微孔(ピンホール)内が活性化され“物理的ノンスティック呼吸作用”により離形性=ノンスティック性が飛躍的に向上します。
(目玉焼きの調理でも息をかけるとめくれてしまうほどの離形性=ノンスティック性です。)
しかも油が多微孔(ピンホール)内を通気するため必要以上にべたつく事がなく非常にヘルシーです。